ただいま! #monari

脇田もなりさんが再始動した。

2016/09/01に丁度Especiaの第一章が終わってちょうど半年がたった時だ。僕は少しの期待と昔を懐かしむ気持ちで0時くらいにつぶやいた。

 まだこの時はこの15時間後にしかもわりと近い日程で復活があるなんてあまり考えてなかったんだ。

 

VIVID SOUND所属で11/16にシングルがでて、しかも9/23にお披露目ライブがあるという事が発表された。その日はIngressのイベントで高松に行く予定をしていたんだけど、チームのメンバーに「ライブ行ってきなよ。グラウンドは任せておいてくれていいから」と背中を押されて9/23のお披露目ライブを体験する事にした。

 

Twitterも復活して、なんだかいつもの日常が帰ってきた気もしたけど、僕はまだ怖くてメンションと飛ばしたりとかするのができなかった。

 

そして9/23当日。はやる気持ちを抑えて入場した。特典会もあるとの事なのでポスターを購入して上手の前から3列目くらいのところにスタンバイしてた。

僕の前にいた星野みちるさんのファンの方に唐突に声をかけられて、もなりちゃんのファンだというとなんと最前を譲ってもらえたんだ。ありがとう。

 

もうすぐもなりちゃんが出てくるとおもうと気持ちがザワザワして落ち着かなったけどなんだか力を入れて握っていたUNITの鉄柵の冷たい感覚が僕に「落ち着け」って言っているような気がした。

 

そして待ちに待ったときがきた。

折り目のついたおろしたての真っ赤なドレスシャツにベルトポーチのついたミニスカートで僕の記憶の中に鮮明に残っている少し困ったような笑顔であらわれた。もう僕はそれだけで泣きそうだった。

でも泣くのを我慢して1秒も見逃したくないので必死にもなりちゃんをみてた。

振付で人差し指を立てて前にだす仕草ですこし手が震えてるのがわかったり、観客みんなの顔をみようとしているのがわかったりした。

そしてなにより楽しそうに弾むように歌っていたのがすごくうれしかった。

3曲なのであっというまに最後の曲。

その曲の間奏で「あ・り・が・と・う」と口パクでつぶやいたもなりちゃんをみて我慢しきれなくなくなって涙してしまった。

だって東京最後の恵比寿の1部の時の「さよならクルージン」でも「あ・り・が・と・う」って口パクでつぶやいたのを思い出したから。

あのときは、それまでの過去に対してのありがとうで、この時のありがとうはこれからの未来に向けてのありがとうだから。

僕の中で途切れていた線が1つの線につながった気がしたんだ。

溢れる涙で目頭も熱くなって、頭もぼーっとなってその場にうずくまりそうになったけど手のひらに感じる鉄柵の冷たい感覚で少し冷静になって、最前を譲ってくれた人にお礼をいって後ろにさがった。

 

そして特典会の列にならんで「なに話そうかなー」って思って色々考えたのにもなりちゃんのふにゃっとした笑顔をみたら全て飛んでしまってた。

「おかえりなさい。緊張してたね。振付で指ふるえてたね。」というと「あたりまえだよ。でも顔はちゃんと見えたよ一番前でへんな顔してたねー。」と。

きっと泣くのこらえてて変な顔になってたのかな。それでもこうやって他愛もない事が話せる事がうれしかった。

少し関西弁が抜けて標準語になったもなりちゃんに新しい幕開けを感じた。

きっとUNITの鉄柵の冷たい感覚は一生忘れないと思う。

「おかえりなさい!」